バリの暦 ウク暦のシステム


バリでは西暦の他にサカ暦とウク暦という独特の暦が使われていますが、

3つの暦を使いわけると言うのは本当に面倒な話です。

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ウク暦はパウコンとも呼ばれ、発祥はジャワ島と言われる暦で

8世紀くらいに作られたのではと推測されます。


ウク暦には年号はなく、1日間から10日間まで10種類の『ワラ』

と呼ばれるサイクル(週)の順列組み合わせ、数学的な暦です。


西暦と同じ7日間の週(サプタ・ワラ)の1つの週をウクと呼び、

全部で30週のウクがあり、その30個にそれぞれ名前がついています。

ウクの一年は7日×30週=210日です。

ウク暦の1ヶ月はチャトゥール・ワラとサプタ・ワラの組み合わせになり、

5×7=35日になります。


例えばバリで一番重要な祭礼であるガルンガンの祭礼は、

11番目のウク、ドゥングラン週の水曜日のクリウォンの日に行われ、

それが変わる事はありません。


ウィキにはウク最終週であるワトゥグヌンの金曜のクリウォンにサラスワティの祭礼がある、

と書いてありますがサラスワティは土曜のウマニスの日に行われます。

なのでシンタ週の第一日は、ウマニスではなくパインから始まる事になります。

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30のウクの名前の題材になっているのはワトゥグヌン王の神話で、

ワトゥグヌン自身とその母親(妻でもある)シンタ、

シンタの妹のランダップの名前が最初と最後についています。

残りの27個は、ワトゥグヌンとシンタの子供という説と

ワトゥグヌンが倒した王国の王という説があります。



トリ・ワラ、チャトゥール・ワラ、サプタ・ワラの組み合わせによる祭礼の日

10種類のワラの中でも重要なのは3日間のトリ・ワラ、

5日間のチャトゥール・ワラ、7日間のサプタ・ワラで、

その組み合わせにより寺院の祭礼や誕生日(オトン)などが決まっています。



Kajeng Keliwon

トリ・ワラのKajengの日とパンチャ・ワラのKeliwonが重なる日は、

Kajeng Keliwon と呼ばれ15日に一回巡ってきます。

この日は霊力の高い日らしく、ブータカラに特別な供物を捧げます。

多くのバリ人がプラ・ダラムに参拝に出かけます。


Anggara Kasih

火曜日(Anggara)とパンチャ・ワラのKeliwonが重なる日は、

Anggara Kasih と呼ばれる吉日で、35日に1回巡ってきます。

ルードラ神が瞑想すると言われ、多くの寺院でオダランが行われます。


Buda Cemeng

水曜(Buda)とパンチャ・ワラのWageが重なる日は、

Buda Cemeng と呼ばれる日で、35日に1回巡ってきます。


Buda Keliwon

水曜日(Buda)とパンチャ・ワラのKeliwonが重なる日は、

Buda Keliwon と呼ばれ35日に1回巡ってきます。

ガルンガンやパグルウェシなどの重要な祭礼があります。


Tumpek

ウク暦の1ヶ月の最後の日、土曜日とクリウォンが重なる日は、

トゥンパックと呼ばれる吉日で全部で6つあり、35日に1回巡ってきます。

トゥンパック ランダップ 武器、道具に対する祭礼

トゥンパック ワリガ 植物に対する祭礼

トゥンパック クニンガン

トゥンパック ウイェ 動物、家畜に対する祭礼

トゥンパック クルルット 芸術、芸能に対する祭礼

トゥンパック ワヤン 影絵芝居ワヤンに対する祭礼



暦の話はまだ続きます....



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by jepunsari | 2015-03-01 17:56 |