ルシ・マルカンディア縁の寺院

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ウブドの西、二つの川が合流する場所であるチャンプアン。
その場所に建てられたグヌン・ルバ寺院は大変由緒ある寺です。


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チャンプアンの吊り橋から見たグヌン・ルバ寺院



昔ウブドのフリーペーパーに、この寺院を建てたルシ・マルカンディアについて
書いたものを少し書き直してみました。

東ジャワのラウン山から信徒とともにバリを開拓に来たルシ・マルカンディアは、様々な障害に遭遇し、信徒の多くが犠牲となりました。ラウン山に戻ったルシは瞑想に入り、神からのお告げを授かると、新しい信徒を連れて再びバリに戻って来ました。

バリに戻ったルシは信徒とともに東北の方向に進み、ある山の麓まで来ました。この山がバリで一番高い聖なるアグン山です。ここでルシは無事に開墾が出来るように儀礼を行いました。

儀礼が行われる前に ”Panca Datu" (五つの金属、金、銀、銅、鉄、青銅)とルビーが儀礼の条件となる道具として埋められました。五つの金属とルビーには、Tirta Pengentas という聖水がかけられました。これらの祭具は、すべてBasuki と呼ばれるものです。

そして、この儀礼が行われた場所が、幸福、祝福と言う意味のBasuki となりました。この儀礼は危険から免れ、安全かつ無事を祈ることを目的としています。この場所こそが、現在のブサキ寺院が建てられている所であると研究者は推測しています。
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寺院のジェロアン(メインエリア)にあるルシ・マルカンディアの像

儀礼のあと、ルシは再び開墾地に向かい、信徒を指示しながら森の開墾を続けました。ルシの意志によって開かれたその場所が現在のタロ村です。そして、タロ村にはグヌン・ラウン寺院が建立され、全バリ島民から崇拝されるカヒャンガン・ジャガットになっています。

一方、ルシはウブドのチャンプアンにプンチャック・パヨガン寺院を建立しました。その成り行きは、数年の間タロ村に滞在していたルシは、罪を浄めるところ、人間の穢れを浄める場所を作るために、唯一絶対の神を祀った寺院を建てることにしたのです。この寺院はチャンプアンにあり、現在グヌン・ルバ寺院と呼ばれています。

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by jepunsari | 2014-10-12 10:49 | バリの寺院