テンガナンの縦横絣グリンシン
2014年 07月 20日
東部バリにある先住民の村として知られるテンガナン。
一般的なバリの文化とは違った、独特の文化習慣がある事でも有名です。
中でも必見なのが、世界でも珍しい縦横絣グリンシン。
村人はこの布を魔除けの布として祭礼の時に身につけます。
絣というのは普通は縦の糸か横の糸のどちらかだけを染めるのですが、
縦横絣と言うのは縦横両方の糸を染めます。
現在ではテンガナンの他、インドと日本にしか残っていない珍しい物です。
87年、グリンシンを織るテンガナンの女性。染めた糸が干してあります。
血で染めたという言い伝えもあったそうですが、本当は草木染め。
模様に従って糸を結び、染めあげるのに大変時間がかかるそうです。
一枚の布に幾つかのモチーフを織り込んだグリンシン。
オリジナルなものは白と赤と黒ですが、
最近は藍を使ったブルーのグリンシンもあります。
日本人が藍染めを教えたと言う話は本当なのでしょうか?
グリンシンのモチーフにはすべて名前がついていますが、
チュンパカ以外の名前がわからないので、
次回行く事があればメモせねばと思ってます。
これがチュンパカのモチーフのグリンシン
by jepunsari
| 2014-07-20 10:26
| バリの手仕事